土地共通名義
解消解除する具体的な方法
注意点とは

土地を
複数人共有していて
共通名義の場合
解消したい場合に
どのような方法があるのでしょうか?

また
注意すべき点は
どのような問題なのか?

いろいろと
お話していきます!

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土地の共通名義とは?

土地

土地の共有名義とは
一つの土地を複数の人が
共同で所有することで
名義人が複数存在します。

しかし
一つの土地の
半分の権利を
所有していた場合でも
その半分を好き放題に
使えるという意味ではありません。

具体的に言うと
土地の共有持ち分が
2分の1であっても
所有している面積の割合ではなく
半分の土地の権利を
持っているに過ぎないのです。

そのため
たとえ家族や兄弟であっても
持ち分を好き勝手に
売却することなどができません。

この部分による
トラブルが多いことから
「不動産を共有している」ことへの
良いイメージがないように感じますね。

解消・解除する具体的な方法

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土地の共有を解消・解除したい場合には
どのような具体的な方法が
あるのでしょうか?

ここでは分けてお話していきます。

土地を物理的に分割してしまう

共有している土地については
持ち分をそれぞれが
持っているに過ぎないので
物理的にはっきり分けてしまう
方法があります。

物理的に分かれていないと
結局はお互いが
思い通りに使えないので
トラブルの原因となってしまいます。

そこで
物理的に分けてしまい
それぞれが
単独所有できるように
してしまうのです。

土地を分けて所有することを

「分筆登記」

といいますが
一個の土地を二個以上の土地に
分割する登記のことをいいます。

分筆された土地の地番は
新しくなり
独立した土地として
登記されます。

しかし
物理的に土地を分ける際に
価値を平等に分けることが難しく
面積を正確に分けたとしても
「角地」や「道に面している」など
価値が異なってきてしまうといった
問題も存在しています。

また
測量の費用や
近隣の方との交渉など
いろいろな問題があることを
覚えておきましょう。

土地を売却してしまう

お金

共有している土地を
売却してしまう方法もあります。

持ち分に応じて
価格を付けて売却することで
持ち分のお金を受け取ることになります。

この方法の場合
自分の持ち分を相手に譲るか
もしくは
自分がもらう場合に
無償ではなく
「価格」のやりとりで
どちらかに譲る方法です。

また
共有者の誰かに
売却する方法とは別に
第三者に
土地全体を売却して
持ち分のお金を
分配する方法もあります。

いずれにせよ
どのような形で
共有を解消・解除する場合でも
共有者全員で
「共有物分割協議
(きょうゆうぶつぶんかつきょうぎ)」

という話し合いをする必要があり
話し合いがつかなければ
裁判まで発展するケースもあるのです。

注意点は税金の問題?

注意

土地の共通名義を
解消・解除する場合の
注意すべき点は
税金の問題です。

不動産の場合
譲渡したとなれば
「譲渡所得税」
問題がありますし
他のケースであれば
「贈与税」の問題も
考えなければなりません。

特に
土地や不動産を
複数人で所有する場合
相続や売買に関しても
とても複雑で
専門家の力が必要となってきます。

土地の共有名義を
解消する場合に
どのような形で
税金の問題が出てくるのか
共通名義の場合
とても複雑であることは
間違いないでしょう。

最後に

土地の共通名義を
解消・解除する方法について
お話ししました。

土地を物理的に分割したり
売却して持ち分のお金をもらうなど
方法は様々です。

しかし
どのような形であれ
持ち主全員で
話し合う必要があり
税金の問題にも
注意する必要があることを
覚えておきましょう。