シェアハウス融資問題とは

スルガ銀行関係

わかりやすく解説!

2018年の6月ころから
報道などで騒がれ始めた
シェアハウスの融資問題。

スルガ銀行
スマートデイズ社
(旧スマートライフ)との間で
どのような問題があったのか?

今回は
少し複雑で分かりにくく
世間にうまく伝わっていない
この問題について
解説していきます。

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シェアハウスの融資問題とは?

シェアハウスの融資問題について
分けてお話していきましょう。

スマートデイズ社の『かぼちゃの馬車』が発端?

2018年に
騒動となった
いわゆる
シェアハウス融資問題とは
スマートデイズ社が
運営していた
女性専用シェアハウス
「かぼちゃの馬車」を
サブリースの家賃保証の
投資型オーナーを勧誘したことから
始まりました。

当時は
タレントのベッキーさんを
CMに起用することで
話題性が広がり
女性専用ということで
多くの関心も広がっていました。

家賃保証のサブリースで人気が拡大

また
スマートデイズ社は
シェアハウスの
入居者の家賃を保証することで
投資オーナーへの
信用を勝ち取り
人気が拡大していきます。

さらに
家賃保証のサブリースの期間は
30年間と破格のサービスで
サラリーマン投資家も
リスクが低いことから
銀行借入を決断していったのです。

サブリースの家賃保証が支払われなかった?

シェアハウスの融資問題で
実際に『かぼちゃの馬車』を購入した
投資家たちに保証された家賃が
支払われていれば
こんな問題は起きなかったです。

しかし
スマートデイズから
サブリースの
30年の家賃保証は
実際にはきちんと
支払われることはなく
多くの投資家が赤字に転落。

当初は
空室が出ても
家賃保証があると安心していた
サラリーマン投資家の多くは
融資の返済ができなくなってしまい
最悪の事態に発展していくのです。

スルガ銀行がシェアハウス投資向け融資で不正をした?

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スルガ銀行が
シェアハウス投資向け融資で
不正をしたことは
大きく報道されていますが
具体的にどのようなことが
おこなわれたのでしょうか?

スルガ銀行の具体的な不正とは何をしたの?

スルガ銀行の具体的な不正とは
何だったのでしょうか?

不正の具体的なカラクリは
シェアハウスオーナーに対する
融資審査の際に
自己資産の改ざんを行ったことです。

スルガ銀行は
融資審査の際に
返済能力を確かめるため
顧客の自己資金を
物件価格の10%と決めていました。

つまり
1億円の物件を
購入したい場合
最低でも1000万円の
自己資金がないと
融資をうけられない
ルールがあったのです。

しかし
スルガ銀行の営業部門は
自己資金がない顧客に対しても
不動産販売業者に
銀行預金の通帳の改ざんを指示し
実際の預貯金の金額を
水増ししていたのです。

スルガ銀行が不正により融資した金額と顧客の数は?

お金

スルガ銀行が不正により
融資した金額と顧客の数については
関連融資で2035億円
顧客の数は
1258人分にのぼると
いわれています。

2000億円超の融資金額は
スルガ銀行の個人融資の
約20%を占めるそうです。

今回
スマートデイズ社が
販売したシェアハウス
「かぼちゃの馬車」は一棟あたり
一億円前後だったため
これだけの巨額な金額になるのですね。

スルガ銀行で不正融資を実行した支店は

スルガ銀行で
不正融資を実行した支店も
調べで判明しています。

・神奈川県横浜東口支店

・東京都渋谷支店

・世田谷区二子玉川支店

上記以外にも
複数の支店が
関与しているようです。

最後に

シェアハウスの
融資問題とについて
解説しました。

スルガ銀行という
金融機関が
大きく不正に関与したことで
社会に大きな衝撃を与えたこの事件。

現在でも
調査は続いていて
不正にかかわった前会長を含め
多くの関係者が処分されています。

また株主が
提訴したことで
今後の裁判の動きにも
注目が集まります。

最後になりますが
シェアハウスで
よく起こるトラブルについて
こちらの記事で解説しています。
【不動産屋が語る】シェアハウスのよくあるトラブルとその原因