【現役不動産屋が語る】
賃貸か持ち家か?
独身ならどっちが得?
子供のころ
『将来自分はどんな家に住むのか』
想像したことはありませんか?
そして
社会人になると
マンションや戸建てを
購入したほうが良いのか?
多くの人が迷うでしょう。
そこで今回は
「マイホームを購入するのか」
「賃貸で暮らし続けるのか」
どちらがお得なのか?
お話していきたいと思います。
全国の持ち家比率は?
全国の持ち家比率は
ご存知ですか?
総務省のデータでは
日本全体の持ち家比率は
61.7%となっています。
都道府県別では
富山県で79.4%で
第一位。
最下位の
東京で45.8%と
なっています。
都道府県でも
地価の高い場所は
持ち家比率が低い傾向にあり
最下位の東京をはじめ
大阪・神奈川・福岡・愛知など
比率が低くなっているのです。
近年は賃貸住宅を選択する人が急増?!
近年は賃貸住宅を
選択する人の割合が
急増していると言います。
その大きな理由として
2013年ころから
首都圏を中心に
マンションの価格が
上昇傾向にあります。
詳しい理由については
こちらの記事をどうぞ。
⇒【現役不動産屋が語る】賃貸か持ち家か?独身ならどっちが得?
マンション価格が上昇すると
当然ながら購入に躊躇してしまい
結果として賃貸物件に
住み続ける人が増加します。
昔は結婚とともに
マイホーム購入の流れが
できていましたが
「もう少し貯蓄してから…」と
なっているのが現状です。
さらに
生涯未婚率の上昇や
晩婚化により
結婚=マイホーム購入とは
いかなくなっています。
非正規雇用の
割合の増加も
大きな要因といえそうです。
『賃貸の家賃』と『持ち家のローン35年』シミュレーション例
『賃貸の家賃』と
『持ち家のローン35年』の
シミュレーション例を
見比べてみましょう。
簡単なシミュレーション例として
35年の間のコストを比較します。
(2年に一度更新料10万円)
ローン35年⇒月々10万円返済
(管理費・修繕積立金も含む)
家賃変動なしで
2年に一度の更新料で
賃た物件に住み続けた場合
【約4370万円】の
コストになります。
一方で
月々10万円の支払いで
マンションを
35年間ローンで
支払いをした場合
管理費・修繕積立金のほか
固定資産税・登記費用
・保険料なども含めて
少なくとも
【約5000万円】のコストが
かかることになります。
賃貸と持ち家で
35年間のコストをみてみると
賃貸のほうがコストが
安くなります。
持ち家の場合
35年ローンを完済した後は
維持費のみの支払いになりますが
賃貸の場合には
家賃を全額支払い続けることになり
50年以上で見ると
コストは逆転してくるでしょう。
賃貸か持ち家か?独身ならどっちが得?
賃貸か持ち家は
どちらがお得なのか?
晩婚化や障害離婚率を見ても
独身であるならば
賃貸物件のほうが良いでしょう。
もちろん
年金生活になった時の
家賃負担のために
貯金をしておくことは必須です。
賃貸であれば結果的に
障害未婚となっても
好きな地域に
引っ越すことも可能ですし
安い家賃に
住み替えることもできます。
その逆に
結婚していて
ご家族がいる場合
賃貸よりも広めな
持ち家がお得になるでしょう。
さらに
賃貸物件の場合
大家さんが
早く収益を上げたいため
コストがかけられないので
住宅全体の作りが
頑丈ではないケースも多く
マンションのほうが
長く住むことを想定して
作られていて頑丈です。
お部屋の広さも
必要になってきますし
賃貸物件よりも
頑丈なことが多い
マンションや一戸建てのほうが
良いでしょう。
ただし
持ち家購入する場合は
お子さんの年齢を考慮して
購入することがオススメです。
お子さんが
高校生や大学に
進学されてから
持ち家購入しても
ローン途中の早い段階で
就職などで家を出てしまうかも
しれませんよね。
家族の人数を考慮して
持ち家を購入しても
35年ローンが
長く残っている状態で
お子さんが出てしまい
ご夫婦2人で
広い部屋に住むというのは
もったいない気もします。
お子さんがまだ小さいうちに
持ち家を購入することを検討して
ローンを返済期間中に
なるべく長く家族で
暮らせたほうが良いでしょう。
最後に
賃貸か持ち家の
どちらがお得なのか?
についてお話ししました。
個人的には
独身ならば賃貸に住みながら
貯金をしておいたほうが
将来的な不安は
少ないと思います。
反対に
結婚していて
ご家族がいる場合には
お子さんが小さいうちに
なるべく長く一緒に住める
広めの持ち家をオススメします。
賃貸の場合
老後は年金生活でも
家賃を払い続けることになるので
独身の方でも
早い段階で計画して
持ち家を持つことはアリですね。