シェアハウス経営に必要な
届け出や手続きは?
初期費用や資格は必要?
近年
若者を中心に人気の
シェアハウス。
マンションオーナーに比べると
コストの安さから
投資する人も増えてきています。
そこで今回は
シェアハウス経営について
いろいろと
解説していきたいと思います。
本気でシェアハウス経営を
考えているあなたは必見です!
そもそも
シェアハウスって何?
まずはこちらをご覧ください。
⇒【完結】一人暮らしで即日入居!最短は当日?審査はどのくらいかかる?
目次
シェアハウスの経営方法は?
シェアハウスの経営方法を
分けて解説していきます。
シェアハウスを購入して管理会社に管理を委託
シェアハウスを購入するか
一戸建をシェアハウス用に
リフォームした後に
シェアハウスの管理・運営については
専門の管理会社に
委託する方法があります。
不動産屋に管理を委託するので
当然費用はかかりますが
うまくいけば
手間もかからずに
収益が入ってくることになる
メリットがあります。
そのため
シェアハウスの経営には
興味があるけど
管理まではしたくない人には
おすすめです。
一般の賃貸アパートや
マンションの管理費は
賃料の5%前後が
相場ですが
シェアハウスの
一般的な管理費は
賃料の約20~30%と
言われています。
これだけ高額になる
理由としては
シェアハウス管理は
手間が借るからです。
- 清掃・ゴミ出し
- 日用品の補充
- 入居者の管理
- 入居・退去の手続き
- 賃料回収
上記以外にも
細かい部分での
仕事があるため
管理費を高い設定に
しているのです。
シェアハウスオーナーになり管理も自分でする
シェアハウスを購入するか
一戸建てをシェアハウス用に
リフォームした後
管理や運営を
自分ですることも可能です。
入居者の募集や面接に加え
入居者同士のトラブルに対しても
自分で対応することになります。
管理会社への
委託費用がかからなので
お金の面では
メリットがありますが
管理・運営のノウハウを
一から学ばなければならないので
大変な面もたくさんあるのです。
シェアハウス経営に必要な届け出や手続きは?資格は必要?
シェアハウス経営に
必要な届け出や手続きは
あるのでしょうか?
基本的には
シェアハウス経営を始めるのに
特別な届け出や手続きは
必要ありません。
もちろん
個人で始める場合は
税務署に税金を納める必要があり
そこは一般的な商売と
あまり変わらないでしょう。
お住まいの役所によっては
建物名などを申請するように
要請することもありえますが
現在のところ
特別な届け出は必要ないです。
例外として
寝具管理をおこなう場合
『旅館業』として
保健所に申請する必要があります。
また
シェアハウス経営に
必要な資格などは
特別ないですが
建築基準法は守る必要があります。
シェアハウスを建築する際には
経験豊富な
※コーディネート会社を
選ぶようにしましょう。
※コーディネート会社とは
不動産会社にことを指しますが
シェアハウスの経営についても知識のある
総合不動産会社のことです。
シェアハウス経営に必要な初期費用はいくら?
シェアハウス経営に
必要な初期費用は
どのくらいなのでしょうか?
物件購入費用
物件購入費が一番高く
まとまったお金がない場合
ローンを利用することとなります。
ただし
賃貸アパートや
マンションに比べると
銀行からの融資がおりにくいので
手数料を支払って
コーディネート会社を
利用することができます。
シェアハウスも扱う
総合不動産会社で
シェアハウスの物件探しや
改装業者の紹介もしてくれます。
また
ローンを組む場合にも
審査の通りやすい
金融機関も紹介してくれるのです。
物件購入費用は
都道府県で大きく異なり
東京23区内では
安くても物件のみで
約2000万円~(土地の価格は別で)が
相場になるでしょう。
また
自宅の一部を
シェアハウスにしたい場合
住宅ローンを利用できる可能性もあり
金利が安くすむ場合があります。
家具や家電の費用
家具や家電は
リビングに必要になります。
この部分は
オーナーの好みで
全て決められますので
好みの家具を選んで
入居者を喜ばせる工夫が必要です。
家電についても
余りケチって
安いものを選んでも
すぐに故障してしまうと
入居者が困ってしまいます。
費用については
一般家庭で購入する費用と
変わりません。
リフォーム・リノベーション費用
初めから
シェアハウスとして
完成している物件以外は
シェアハウス用に
リフォーム・リノベーションする
必要があります。
リフォーム代は
業者により異なりますが
相場でいえば
5部屋前後で考えた場合
約300万円~になりそうです。
なるべく抑えたいので
安い業者で
しっかりしているところを
コーディネート会社に
探してもらいましょう。
シェアハウス経営のメリットとデメリットは?
実際に
シェアハウスを経営する場合の
メリットとデメリットについて
解説していきます。
シェアハウス経営のメリット
シェアハウス経営のメリットを
分けて解説していきます。
収益性が高い
シェアハウス経営において
一番の魅力は
〝収益性の高さ〟です。
複数部屋にリフォームして
貸し出すことができるので
収益性は当然高まります。
例えば・・・
一戸建てを
一人に30万円で貸し出すよりも
部屋数を8部屋にして
家賃を5万円にした場合
収益が10万円高くなることになります。
空室リスクが少ない
単純な話
シェアハウスの場合
部屋数が多いので
何部屋か空室が出ても
最低限の収益が確保できます。
例えば・・・
6部屋のシェアハウスが満室の場合
一時的に3部屋の空き室が出ても
半分の収益が確保できるのです。
築年数を気にしなくていい
賃貸物件の場合
築年数で人気が決まってしまう
部分も大きいですが
シェアハウスの場合は
そうではないです。
家賃設定が
賃貸物件と比べて低い
シェアハウスの場合
古くなった一戸建てを
リフォームして
貸し出すことが可能となります。
シェアハウス経営のデメリット
続いて
シェアハウスのデメリットについて
解説していきます。
入居者が多いことで起こるトラブル
シェアハウスの場合
マンションなどと違い
一戸建ての小さい面積の中で
複数人が共同生活することになります。
入居者が多いことで
些細なことから
大きなトラブルを招く
可能性があります。
- 音の問題
- 火災の危険性
- ハウスルールの違反
シェアハウスの住人それぞれの
ライフスタイルが違うので
音の問題は必ずと
いっていいほど出てきます。
大音量で音楽を聴いてしまったり
足音を気にせづ
歩き回ってしまうなど
些細なことでトラブルになってしまうのです。
タバコの不始末による
火災の危険性や
ゴミを放置して腐らせてしまうなど
ハウスルールの違反行為も
目立ちます。
多くの人が住んでいる
シェアハウスでは
このようなデメリットもあるのです。
管理費が賃貸物件の4倍くらい高い
先ほどもご紹介しましたが
シェアハウスの場合
管理会社に支払う管理費が
賃貸物件の4倍くらい高いです。
3~5%に対し
シェアハウスの場合
20~30%が相場となっています。
管理が大変な
シェアハウスですから
管理費が高くなるのも
仕方ない部分もありますが
高額な管理費で
収益が少なくなってしまうのです。
シェアハウス経営で入居者募集の方法・流れ・コツは?
シェアハウス経営を
考えるうえで
『どのようにして
入居者募集して住んでもらうか?』
入居者がいなければ
当然ですが
収益もありません。
そこで
シェアハウス経営の
入居者募集について
分けて解説していきます。
シェアハウス経営の入居者募集の方法は?
シェアハウスの入居者を募集する場合
【シェアハウス専門】の
入居者募集サイトで
募集するのが一般的です。
賃貸物件の
ポータルサイトといえば
SUUMOやホームズなどを
思い浮かべるかもしれませんが
シェアハウスに住みたい人は
専門のポータルサイトを
検索するほうが
圧倒的に多いはずです。
- ひつじ不動産
- ゲストハウスバンク
- シェアシェア
上記のような
シェアハウス専門の
ポータルサイトから
入居者募集をすることで
シェアハウスに住みたい人に
募集を知ってもらうのです。
シェアハウス経営で入居者募集の流れ
シェアハウス経営で
入居者募集の流れについて
解説していきます。
①管理会社からポータルサイトに掲載依頼をしてもらう
管理会社(不動産会社)に
管理を委託している場合
管理会社からポータルサイトに
掲載の依頼をしてもらいましょう。
入居者募集の際には
入居者の条件を
ポータルサイト会社に
きちんと伝えておく必要があるので
事前に管理会社と
打ち合わせをしておく必要があります。
管理をご自身で
している場合は
直接ポータルサイトに
連絡する必要があります。
ご自身でポータルサイト
に掲載を依頼する場合
『条例の規定』に
満たない部屋が一室でもある場合は
サイトに掲載してもらえない会社もあるので
注意が必要です。
②入居希望者の内見
ポータルサイトに
問い合わせがきたら
管理会社の
営業に立ち会ってもらい
入居希望者の内見を行います。
内見後
入居希望者には
申し込みを入れてもらい
後日もしくは当日に
面談となります。
③入居希望者の面談
管理会社に入居希望者の
面談をしてもらいます。
当然
シェアハウスでは
共同生活になるので
入居者との『協調性』が
必要になるので
人間性の面談が重要でしょう。
入居者に伝えてほしいことなど
要望があれば
管理会社に伝えておくとよいです。
ご自身で
管理している場合には
入居希望者に直接お会いして
面談することになります。
④契約・入居日の決定
面談が問題なければ
契約を行い
入居日を決めることになります。
契約内容は
シェアハウスにより
異なります。
- 敷金・礼金・仲介
手数料¥0 - 連帯保証人不要
- 契約料は初回のみ
上記は
例の一つですが
シェアハウスの場合
契約内容が通常賃貸よりも
厳しくない傾向にあるでしょう。
シェアハウス経営で入居者募集のコツは?
シェアハウス経営で
入居者募集の最大のコツはズバリ・・・
『コンセプト』を
明確にすることです。
ともいいますが
コンセプトを明確にすることで
高い付加価値を生み出します。
- 婚活型シェアハウス
- 趣味型シェアハウス
- ビジネス系シェアハウス
- 学生寮型シェアハウス
上記のように
コンセプトを明確化して
ターゲットを絞ることで
付加価値が上がるので
人気も高まります。
募集条件を狭めているように
感じるかもしれませんが
そもそも近年では
シェアハウスの数も
全国で2万戸を大きく上回っている中で
差別化を図るうえで
コンセプト化が重要になってきます。
自分にあったコンセプトの
シェアハウスに住んでもらうことで
長く住んでもらえる可能性も高まり
収益性も安定するのです。
シェアハウス経営のリスクや失敗事例は?
様々な不動産投資がありますが
シェアハウスの経営には
どんなリスクがあるのでしょうか。
また
シェアハウス経営で
失敗してしまったケースが
どのようなものなのか
ご紹介していきます。
建物や共用部分の劣化
シェアハウスといえば
あまりコストをかけずに
建設されることが多く
建物自体の劣化速度が
速い傾向があります。
共用部分の水回りなど
複数人で利用する設備は
それぞれの
責任意識が薄くなりやすく
こちらも劣化しやすいです。
劣化した建物や設備は
入居者の人気も落ちていきますし
修理するとなれば費用は多いので
失敗する原因になってしまいます。
入居者同士のトラブルなど雰囲気が悪化
シェアハウスといえば
一つの建物で
共同で生活することになるので
マンションやアパートに比べて
入居者同士のトラブルが
起きやすいといえます。
入居者それぞれが違うので
小さないざこざから
シェアハウス内の雰囲気が
悪くなる可能性があるでしょう。
当然
雰囲気が悪くなるということは
退去者が出てしまう可能性もありますし
トラブル起こしやすい人が
入居している場合
新規の入居者がなかなか
長く住んでくれないかもしれません。
このように
シェアハウスの雰囲気つくりは難しく
トラブルなどで
入居者の関係が悪化してしまい
結果的に入居者が大半は
退去してしまったという失敗事例もあるのです。
管理会社が管理を怠る
意外と現場ではよく聞く話ですが
『管理会社がしっかり管理をしてくれない』
というものです。
シェアハウスの管理といえば
主に不動産業者がするものですが
入居者の募集から面接だけでなく
シェアハウス全般の管理も行います。
- 入居者の相談対応
- 日用品の調達
- 退去者の手続き
上記以外にも
細かいサポートは欠かせません。
管理をしっかりしてもらえなければ
空室ばかりになってしまい
稼働率が上がらないので
経営がうまくいかなくなってしまうのです。
そうならないためにも
管理会社に対し
自身の要望を含めて
コミュニケーションを
しっかりとっておくことが大切ですね。
最後に
シェアハウス経営について
いろいろと解説しました。
近年は
人気の上がってきている
シェアハウスですが
投資するオーナーさんも
増えてきています。
もしも
経営したい場合は
優良なコーディネート会社を探しだし
適切なアドバイスを
もらえるようにすることが
成功の秘訣になるのです。
最後になりますが
シェアハウスの
サブリース問題について
記事にまとめました。
⇒シェアハウスのサブリース問題の現状をどこよりもわかりやすく解説!