中古マンション寿命確認方法とは

建て替え費用注意

マンションの寿命を意識して
居住している人は
どれくらいいるのでしょうか。

特に中古マンションの場合
建てたばかりのころから
住んでいないので
心配に感じるかもしれません。

それもそのはず
マンションには必ず
「寿命」が存在します。

今回は
中古マンションの
寿命について
お話していきます。

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マンションの寿命とは

マンション

マンションには
寿命があります。

しかし
その時期は
いつ訪れるのでしょうか?

耐用年数が寿命?

国税庁の分類では
耐用年数は
「47年」となっています。

しかし
耐用年数=寿命ではないので
注意が必要です。

マンションの寿命はどう決まる?

それでは
どのようにして
マンションの
寿命が決まるのでしょうか?

これについては
明確な決まりはないですが
基本的には
建物の基本である
コンクリートが
寿命を決めることとなります。

コンクリートは
交換ができないため
マンションの寿命においては
重要な役割です。

さらに
鉄筋コンクリート造の場合
鉄筋の部分が
錆びずに耐えられるか
どうかも重要です。

旧耐震基準か新耐震基準によって変わる?

建物

鉄筋やコンクリートの
質や技術については
専門的な話になるので
割愛しますが
1981年に施工された
「新耐震基準」
建設されたマンションでは
頑丈に作られている
可能性が上がります。

1981年以前の
旧耐震基準では
「中地震」に
耐えられるマンションを
基準に設計されていましたが
新耐震基準では
「大地震」を想定して
設計することが
義務付けられています。

当然
新耐震基準で
設計されている
マンションのほうが
寿命が長いでしょう。

マンションの管理が寿命に影響?

マンションの寿命に
大きく関係するのが
管理体制です。

マンションコンクリートの場合
「ひび割れ」
壁面の剥がれ落ちた状態などを
放っておくと
良くないといわれています。

管理体制の
しっかりしたマンションでは
すぐに修理することで
マンションの寿命も延びているのです。

その反対に
管理体制が
不十分なマンションは
修理することなく
放っておいてしまい
どんどん悪化してしまい
マンションの寿命も
短くなってしまいます。

中古マンションの寿命の確認方法とは?

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先ほども
お話しさせていただいたように
マンションの寿命は
管理体制や耐震基準により
様々です。

中古マンションの場合
明確な寿命が
わかることはありません。

もしも
中古マンションの購入を
検討している場合は
以下の項目も
チェックしてみてください。

  • 築年数
  • 管理体制
  • 修繕積立金
  • 補修計画

寿命が長いマンションほど
管理体制はもちろん
しっかり補修するための
修繕積立金も確保されています。

また
補修工事の計画なども
しっかりしているか
確認してみてください。

少なからず
上記の項目に対して
しっかり対応している
マンションならば
ほったらかしのマンションよりも
寿命が長くなる可能性は高いのです。

建て替え費用はいくら?高くて注意が必要?

中古マンションだと
建て替えの心配がありますよね。

建て替えの費用は
いくらくらいなのでしょうか?

分けて解説していきます。

マンションの建て替えは全国でどのくらい?

実は
全国的に見ても
マンションの建て替えは
ほとんど行われていません。

国土交通省の発表では
平成28年4月1日時点で
建て替え工事が
完了したマンションが
227件となっています。

全国には
マンションが約10万棟は
あるといわれているので
0.2%程度しか
建て替えが行われていません。

建て替えが行われない理由は?

ではなぜ
全国的に見ても
建て替えが行われないのでしょうか?

大きな理由の一つとして
マンションの建て替えには
『区分所有者の4/5以上の賛成』
必要となっています。

普通に考えれば
費用負担の大きい建て替えに
居住している方々の
ほとんどが
賛成することは
よほどの理由がないと
ないですよね。

このように建て替えには
区分所有者の
ほとんどの方の
賛成が必要になるため
現実的に行われていないのです。

建て替え費用はいくら?高くて注意が必要?

お金

マンションの建て替え費用は
いくらくらいなのでしょうか?

中古の分譲マンションを
購入した場合は
各住民が費用を
負担することとなります。

それまでの
修繕積立金の
費用にもよりますが
相場で一戸あたり
1000万円くらいの
負担になることが多いようです。

また
建て替えの期間に
借りるアパートなどの費用や
その際の
引っ越し費用なども考えると
1300~1400万円くらいに
なるでしょうか。

もちろん
建て替えが行われるケースは
非常に少ないですが
建て替えが行われる場合には
これだけの
高額な出費があるということで
注意しておきましょう。

最後に

中古マンションの
寿命についてお話ししました。

人間の寿命と同じで
マンションの
寿命の年数も様々です。

管理体制により
大きく変わってきますし
耐震基準も重要となります。

一般的には
建て替えが行われることは
ありませんが
万が一建て替えが決定すると
大きなお金が
必要ということを
知っておきましょう。